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photo: ヒロスイ写真館
かつて隆盛したリゾートマンションの一室を、コンドミニアムとして再編するプロジェクトである。
どこにでもありそうな矩形平面をホテル客室へと再構成するにあたり、単に機能を壁で分節してしまうのではなく、背景として広がる「地」の領域と、輪郭をもって立ち上がる「図」の領域、そのふたつの関係が重なり合いながらひとつの場として共存する姿、そのような共存関係の空間化、視覚化を試みた。
床を約150ミリ持ち上げ、ベッドとリビングスペースを配置した「図」の領域は、滞在するための場所として設定した。一方、床レベルを抑え、キッチンやダイニングテーブルを据えた「地」の領域は、客室の「日常」を受け止める場所となる。ふたつの領域は、窓際へと向かうにつれて弧を描くように広がり、外部の風景を室内へと緩やかに引き込んでいく。小さな段差、仕上げの切り替え、広がりの変化といった、限定された操作によって、機能の異なるふたつの領域の輪郭線が視覚的に立ち上がる。そのような空間を想起してデザインした。
幸 山 真 也
遠 西 裕 也
建 築 主:アルピナBI
設計・監理:PORTLOUNGE ARCHITECTS
施 工:トピアホーム
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